こんにちは、新井みつこです。
長年の肩凝りや腰痛といった不調に悩んでいる。
いつも何かに追われるように暮らし、息つく暇もない。
SNSの密なコミュニケーションに疲れ、心身ともに疲弊している。
そのように感じてらっしゃる方は、けして少なくないでしょう。
現代社会の在り方により、私たちはたくさんのストレスや、それによってもたらされる心身の不調とつきあわざるを得なくなっています。
身体を治すため、少しでも改善に向かうために病院や整体、カイロプラクティックに通っても、しばらく経てばまた同じような症状や痛みに悩むことは、残念ながらよくあること。
「結局どこに行けば良いんだろう」
「何か良い方法がないだろうか」
「どうしたらもっと楽になれるんだろう」
多くの健康情報に混乱し、健康迷子になってる方のお声をよく聞きます。
一時的な症状の軽減ではなく、根本的な改善を求めるのは、人として当然の心理ですよね。
心身を癒すために、たくさんのメソッドや療法、考え方があります。
今日はその中の一つであり、かつ最高にユニークで壮大なコンセプトのセラピーについて、ご紹介させていただきたいと思います。
丁寧なカウンセリングから始まり、実際に身体に触れながら心身に働きかけ、栄養のアドバイスを行い、ケアと予防のためのエクササイズを提案するのが、ポラリティセラピーです。
ポラリティセラピー は、いわば古今東西の叡智をギュギュギュッと濃縮したようなもの。
無意識的なストレスにさらされざるを得ない現代人にとって、ポラリティセラピー のエッセンスは大きなアイデアと癒しになることと思います。
では、私が行っているポラリティセラピーがどのようなものか、順を追ってご案内いたします。
目次
ポラリティセラピーって何?
ポラリティとは「極性」を意味します。
人間をエネルギーの流れとしてとらえ、身体にある極を手技によってつなげ、滞り(不調)に働きかけながらバランスし、心身の健康を取りもどすホリスティックな療法がポラリティセラピー です。
肉体・感情・思考のそれぞれには、エネルギー的な質量があります。
それを科学的理解しつつ、本来備わっているエネルギーの流れを活性させ、健康なパターンにもどしていきます。
心身の緊張を解くため、深い癒しをもたらします。
創始者はストーン博士

(1890- 1981)
創始者のDr. Randolph Stoneは、もともとカイロプラクティック、オステオパシー、ナチュロパシー医でした。
「治療して治ったはずの患者が、再び受診する」
そこに疑問を抱いた博士は病気の根本的な治癒を求め、リフレクソロジー、指圧、頭蓋仙骨療法、ヨガ、アーユルヴェーダ、神智学、占星術、カバラといった東洋と西洋の叡智について学び、研究を重ねます。
そうして長い年月の末に体系づけたものが、ポラリティセラピーです。
健康なエネルギーパターンってどんなもの?
エネルギーの流れはこうなっている
エネルギーは下記の図のように流れ、巡っていると考えます。

「わあ、線だらけ!」なんて驚かれたかもしれませんね。

私も初めて見た時はナンジャコリャってなりました(笑
では、この線だらけ人間が何を意味しているのか、簡単に解説していきましょう。
身体をとりまき、上から下、下から上に流れているのがエネルギーの流れ。
中心を貫いているのが「ウルトラソニックコア」という核の部分。
蛇ちゃんが交差しているのが二つの極。
思考や感情もこの流れで動いており、ニュートラル(中性)、プラス(陽性)、マイナス(陰性)という3つの形で表されます。
(やっと前述した「極性」の話が出てきました。ホッ)
極性とそのタイプ・守備範囲
磁石にプラス(N)極とマイナス(S)極、地球のプラス(南)極とマイナス(北)極があるように、人間の身体にも極性があり、それは「3つのグナ」とも関係しています。
グナ(グナス)はヨガ哲学に出てくる考え方で、ポラリティセラピーでは下記のように分類されています。
- サトバス:中性・ニュートラル・調和
- ラジャス:陽性・プラス・太陽・外に向かう
- タマス:陰性・マイナス・月・内に向かう
実際のセッションではグナスの状態で心身を紐解き、タッチもグナスを意識して、優しく繊細に触れていきます。
目指すところは、サトバス(ニュートラル)。
すべてが調和された状態は、大いなる癒しとなり、明日へとつながるエッセンスになります。

さて、エネルギーやグナスには守備範囲があるので、そちらにも簡単に触れておきましょう。
頭がプラス極、おへそがニュートラル、足がマイナス極。
おなか側がプラス極で、側面がニュートラル、背中側がマイナス極。
手足の指一本ずつにも極性があり、身体の部位とリフレクトしています。
線だらけ人間には、こんなにたくさんの意味があったんですね。
これを知れば、あの線も少し違うように見えてくる……かも?
健康なエネルギーパターンとアンバランス
線だらけ人間のように、それぞれが行き交い、羽根のように広がった形になっているのが「健康なパターン」です。
心身に不調が起こると、この流れが滞ったり、過剰になったりしてバランスが崩れます。
ポラリティセラピー では、それを「アンバランスな状態」と言います。
では、心身の不調やトラブルの時に、エネルギーの状態がどのようになるか、見ていきましょう。
どうして不調になるの?
アンバランスを目で見る
エネルギーにはプラス・マイナス・ニュートラルの3つがありました。
心身の不調は、このバランスが多かったり少なかったりすると発生します。

プラスかマイナス、どちらかが多くなれば、シーソーはそちらに傾きますよね?
それが「アンバランスな状態」です。
肉体にはこう表れる
では、アンバランスな状態の具体例を挙げていきましょう。
例えば、腰が痛くなったとします。
そうすると痛くて動きを制限したり、普段とは違う重心になったりしますよね?
痛めた程度にもよりますが、筋肉じたいが炎症していたり、筋膜がヨレて乾いたりします。
そうするとその部分のエネルギーが分断され、エネルギーパターンが変化していきます。
長い間エネルギーの流れが滞ってしまうと「慢性」と呼ばれる状態になります。
このようなエネルギーの滞りに手技で働きかけ、極性をつなげなおして心身を活性化させていくのが、ポラリティセラピーなんです。
滞りを解消するにはどうしたら良い?
滞っている場所に対してプラス極とマイナス極になる部分に手を置いて、エネルギーをつなげます。
右手がプラス極、左手がマイナス極なので、滞りの場の守備範囲によって、手を置く位置が変わります。
また、グナスの状態に合わせて、タッチの質も変わります。
プラス極に傾きすぎてるなら、鎮静させるタマスやサットバのタッチ。
マイナス極に傾きすぎてるなら、活性させるラジャスのタッチ。
文字にするとのんびりしてますが、実際のセッションでは、身体は刻一刻と変化しているわけなので、あらゆる知識と経験を総動員させてます。
チャクラとエレメント
極性やグナスに加えて、チャクラとエレメントでも心身のバランスを見て働きかけるのが、ポラリティセラピーです。
まず、この図をご覧ください。

線だらけ人間より取っ付きやすいように感じるのは、私だけでしょうか。
チャクラをエネルギーの交差点とすると、エレメントはその質感を表します。
エレメントの得意分野は、大自然のエッセンスとつながること。
この部分はとても興味深いので、もう少しわかりやすく説明していきますね。
肉体にはこう表現される
エレメント「水」のアンバランスを例にします。
女性に多いお悩みの一つとして浮腫みがありますが、これはエレメント「水」に関係が深いです。
水が動いてない状態、水はけがしにくい状態、もしくは水がいっぱいで溢れてしまってる状態。
そんな時に、身体には浮腫みとしてあらわれてくるんです。
こう聞くと、グナスやエネルギーの巡りのお話より、体験として理解しやすくないですか?
これは、エレメントという考えが、物事の質感を表わしてくれるからなんです。
では、もっと細かく見ていきましょう。
関係深い部位
エレメント「水」に関係深い部位を紹介します。
対応部位:乳房、生殖器(子宮・卵巣・睾丸)、リンパなど分泌系、膀胱、足
性質:横に広がる、流動性、滑らかさ、愛情、母親、養育、肥沃など
星座:蟹座、さそり座、うお座
この他にも「水」の音や食べ物、感情などがあります。
このようにして、様々な観点から心身がアンバランスになっている原因を導き出すことができます。
では、何をどう判断して実際のセッションに反映するのか? そこを見ていきましょう。
エレメントから身体を紐解く
例えばこのような場合がエレメント「水」のアンバランスです。
◎ 他人のお世話にかかりきりになって、自分のことがお留守になっている
他人をお世話することは、「養育する/される」に関係します。
もし30リットルのお水を持っていたとして、それを他人にばかり差し上げていたら、やがて自分の分がなくなって、カラっカラに乾いてしまいますよね?
愛情をかけるバランスが取れていない状態、つまりは水のアンバランスです。
この場合、身体が乾いたようになってる時と、浮腫んで冷えてしまっている時があります。
◎肥満傾向で、身体が全体的にむっちりしている
いわゆる水太りと呼ばれるのが、このタイプです。
水は横に広がる性質をもちますが、身体もどんどん広がっていき、境界を保てないようなイメージです。
この場合は、様々なことに制限がなくなり、自他の区別がつきにくかったり、感情的な反応が鈍くなったりします。
◎他人を頼らず何事も全て自分でこなそうとする
他人に自分を預けられない、人とつながることに難しさを感じる、一人で完結させることが多くそれ以上に広がらない。
こんな時も、水のアンバランスといえます。
エレメントがアンバランスだとどうなる?
アンバランスの状態が続くことにより、そのエレメントは不活性、もしくは活性しすぎます。
引き続き「水」を例にして考えると、浮腫み、冷え、むちっとした肥満などが不活性にあたります。
また、誰彼となく愛情を注ぎすぎる、執着がすごいことになっている、人格が薄いなどが活性化しすぎにあたります。
セッションでは耳で聞いたお話、目で見えるお身体の状態、手やエネルギーで感じるセンス、それらの全てを合わせて、どのような内容にするかを検討しています。
ポラリティセラピーで出来ること
ポラリティセラピーは、心身のあらゆる状態に働きかける事ができます。
セッションはカウンセリング・ボディワーク・エクササイズ・栄養の4つを柱とします。
セッションはこのように進みます
ポラリティセラピーには「4つの柱」と呼ばれるセッションの軸があります。
- カウンセリング・・・丁寧にお話を伺う
- ボディワーク・・・着衣のまま、優しいタッチで全身に触れる
- エクササイズ・・・呼吸やエナジーエクササイズ
- 栄養・・・体質にあった食べ物や、浄化食の提案
このような内容なので、お子様からお年寄りまで幅広い年齢層の方々に、安心して受けていただけます。
こんな方にオススメです
- 肩凝りや腰痛といった慢性的なお悩みがある
- 夜に眠れない、寝ても疲れが取れない
- 骨盤の歪みが気になる
- 便秘、下痢を繰り返す
- やる気が起きない
- 休みなく働いてしまう
- 不安感がつきまとい気が休まらない
- ストレスが多いと感じる
- 人とのコミュニケーションに難しさを感じる
実際のセッションをチラ見
まず、カウンセリングでどのようなお悩みがあるのかを、丁寧に伺います。
例えば、カウンセリングで「腰が痛い」とのお悩みを伺ったとして。
腰の痛みは「地」のエレメントのバランスの崩れ(アンバランス)と考えられますが、その他に、「水」のエレメントの要素もあります。
肩凝りは「風・土」のエレメント。
不眠は「空・風」のエレメント。
このように、実際のセッションでは、一つのお悩みに対して複数のエレメントのアンバランスが考えられることがほとんどです。
そのため、心身の状態やエネルギーの巡りなど、様々な点から現在の状況を導きだし、セッション内容を決めてボディワークをおこなっています。
腰痛だったらこれだ、という「必ず」があるわけでは無いんですね。
お一人お一人のお身体の状況に合わせてどこまでも寄り添いながら、その方にとって最善の癒しがもたらされるのが、ポラリティセラピーなんです。
セッションを体験された方のご感想
ご感想もまた、様々です。
「寝てるような、起きてるような、なんとも言えない気持ちよさでした」
「全身が軽くなって、すごくスッキリしています」
「頭がぼんやりして、久しぶりにぼーっとできてます」
などなど。
本当にそれぞれなのですが、唯一共通してるとすれば「何が起こってるのかわからなかった」でしょうか……。
半分寝てるような、起きてるような状態の時が、いちばんヒーリングが発生しやすいと言われてますので、結果オーライかも。
予防とアフターケア
ポラリティセラピーで予防とアフターケアの位置付けとされるのが、ポラリティエクササイズです。
ポラリティエクササイズは簡単な動きでエネルギーを活性化させられるので、やりがいがありますよ。
お身体の状況にぴったりくるエクササイズを提案しますので、その場で覚えてご自宅でできます。
ご自分のペースでポラリティエクササイズを行うことで、健康なエネルギーのパターンが巡り続けることでしょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
- 人間の体はエネルギーでできている
- 極性=ポラリティ
- エネルギーと心身両面に働きかけるのがポラリティセラピー
- ユニークで壮大なスタイル
- 身体が楽になるので、人生が明るく軽やかになる