こんにちは、新井みつこです。
クレニオセイクラルワーク。
『頭蓋仙骨療法(とうがいせんこつりょうほう)』とも呼ばれるこの施術は、脳脊髄液の循環を活性させ、心身の健やかさを取り戻し育んでいくことができます。
- 「触ってもらってる間ずっと身体がふわふわしてました。重かった頭が軽くなってとても楽です」
- 「とても気持ちよくて、寝てるんだけど意識は起きてて不思議な感覚でした
- 「肩と腰の怠いのが楽になりました」
- 「夢みたいなのを見てました。ぐっすり寝ていたような感じです」
実際にセッションを受けてくださった方のお声では、“軽さ” や “緩み” 、“心地よさ” を感じることが多いようです。
それもそのはず。
クレニオセイクラルワークは外的・内的環境による膜の捩れを優しく解き、液の巡りをスムーズにするワークなので、施術を受けることで根深い緊張や深いところの疲労が緩んでいくんですよね。
さて、Akatsuki-暁-でも根強い人気を誇るクレニオセイクラルワーク。
どんな人に向いてるのか、そしてその時身体で何が起こってるのか、逆におすすめでないのはどんな時かについて書いていきます。
気になるところをクリックしたら、そこから読めます。
クレニオセイクラルワークは、脳脊髄液の循環を活性させ、心身の健やかさを取り戻し、育んでいくことができるセッションです。
そもそもですが、脳脊髄液って何かご存知ですか?
(正直に言うと、私はポラリティで学ぶまでちっとも知りませんでした)

脳脊髄液はな、つまり体液のことじゃ。
はい、そうなんです。
脳脊髄液は、脳や脊髄のクモ膜下腔を流れる無色透明な液体。
脳は、脳脊髄液の中に「浮いて」ます。
脳脊髄液のほかにも、体内には血液・リンパ液が存在し、いずれも無くてはならないもの。
それではクレニオセイクラルワークに関係深い「脳脊髄液の仕組み」について、簡単にお伝えしていきますね。
脳脊髄液の役割
脳脊髄液は体液の一種で無色透明の液体で、脳はその中に浮いている。
先ほどそうお伝えしましたが、イメージ的にはこんな感じです。

ふ〜、気持ちよさそうですね〜。^^
脳脊髄液がぷかぷか浮いてるのは、脳や脊髄を衝撃から守るためです。
それに加え、栄養を与え、不純物を排出する役割があるとも言われています。
脳脊髄液の量
脳脊髄液は身体全体を一定のリズムで循環していて、成人では約130mlの量があると言われています(ものの本によって量が微妙に違ったりしてますが大体このあたり)。
脳脊髄液は1日で約450〜500ml(ペットボトル約1本分)産生されていて、これは1日にだいたい3〜4回入れ替わってることになりますね。
脳脊髄液が常に流れる・入れ替わることで、脳の環境を一定に保つことができているというわけです。

水は流れてると清らかだけど、滞ると腐ってしまうタコ

軟体動物の言葉には説得力があるニャ
ほんと、「身体はうまいことできてるな〜」て思います。
脳脊髄の産生と循環
脳脊髄液は、常に流れて入れ替わることが大切。
では、どんなふうに体内を循環しているのでしょうか?
脳内はざっくりこんな仕組みになってます。

脳脊髄液は脈絡叢(みゃくらくそう)で産生され、側脳室→モンロー孔(こう)→第3脳室→中脳水道(ちゅうのうすいどう)→第4脳室→中心管の順に流れていき、硬膜静脈洞(こうまくじょうみゃくどう)へ吸収されます。

余談ですが、私は脈絡叢から染み出す脳脊髄液、というのが見たくて見たくて……

にゃんと!
場所が場所だけに、実際に見たらひっくり返るかもしれない(笑)んですが、めっちゃ興味あります。

ここで、ポラリティセラピーとクラニオセイクラルワークのつながりについて、少しだけご紹介します。
クレニオセイクラルワークは1900年代初頭にオステオパシーのドクターであるウィリアム・ガーナー・サザーランド(1873~1954)により発展してきました。
Dr.サザーランドの師匠は「オステオパシーの父」と呼ばれたアンドリュー・テイラー・スティル博士。
Dr.サザーランドがクレニオセイクラルワークのもととなる原理を発見した時に、「もっと突き詰めて研究をするように」と、励ましたそうです。
それから数十年の歳月をかけて、ポラリティ・セラピーの創始者であるランドルフ・ストーン博士や、元脳神経外科医であるローリン・ベッカー博士の協力のもとに研究を重ねて生まれたのがクレニオセイクラルワークです。
ストーン博士はオステオパシー医・カイロプラクターでありながら、神智学、アーユルヴェーダ、東洋医学やヨガなどを精力的に研究し、実践されてました。
人間の生命エネルギーを磁力の極として捉え、思考・肉体・感情がエネルギーのフィールドとして働き肉体に作用するのがポラリティセラピーの大きな考え方ですが、サザーランド博士とストーン博士は互いに活発に意見を交換することで、それぞれの研究を進め、洗練させていったそうです。
と言うわけで、クレニオセイクラルワークについて調べたり関連本を読んでいると、ストーン博士や博士の研究についての記述がちょこちょこ出てきます。
ポラリティセラピーの学びの道にいる私としてはニヤリとする瞬間ですし、「お世話になっております」的な神妙な気持ちになったりもします。
ポラリティセラピーについてはこちらの記事で細々書いてますので、良かったらどうぞ。
クレニオセイクラルワークが身体にどのように働くのか? その仕組みについては細かく話すと山脈レベルになってしまうので、ここでは大枠をお伝えします。
脳の中の膜
脳が脳脊髄液にぷかぷか浮かんでいる、とお伝えしましたが、液だけでなく、膜でもしっかり守られています。

頭蓋骨の下には中枢神経を包む硬膜、蜘蛛の巣状のクモ膜、薄い網状の軟膜があり、この三層の膜を合わせて髄膜と呼びます。
クモ膜と軟膜の間に脳脊髄液は存在し、硬膜菅(脊柱部分にある硬膜のこと)を通じ、仙骨、尾骨まで流れています。

理解が追いつかないニャ

「脳の中にある膜は、尻尾の骨までつながってるよ〜」ってイメージしてもらえたらオッケーです。

ニャるほど〜。
脳から尻尾までつながってる液は、どうやって行ったり来たりするニャ?

うひゃ〜。
それナイス疑問!
はい、ナイス質問いただきました〜!
「脳から尻尾までつながってる液はどうして循環できるのか?」
これですよこれ。
どれやねん。
はい、次いきましょう。
液の流れと波
Q)脳から尻尾までつながっている硬膜管の中にある脳脊髄液は、どうして循環できるのか?
A)呼吸とともに硬膜が動き、呼吸するからです。

ニャニャ何て?

硬膜は、呼吸するんです。
ここもうちょい掘り下げましょうそうしよう
私たちは肺に酸素を取り込むことで二酸化炭素を排出して生きています。
この呼吸のメカニズムと異なる役割を果たしているのが、クレニオセイクラルワークの世界で「第一次呼吸」と呼ばれるものです。
第一次呼吸を語る上で前提になるのが、「身体には固有のリズムが存在する」という考え方です。
これは人それぞれのもので、生まれる前から発生してる、生命が生命たらんとする、宇宙そのもののリズムで、拍動なんです。
自分のリズムが宇宙と呼応してるって、ちょっと感動しませんか?
“個は全であり、全は個である”
そんな言葉を思い出しますね……。
私たちはそれぞれが宇宙と共にあるとも言えるわけで、そう考えると、忘れてるだけ、気づいてないだけで、一瞬一瞬・毎秒毎秒、いついかなる時も生命は大きな流れとともに生き、拍動していると考えられます。
そしてそう考えると、人って「ひとりひとりが宇宙を構成する細胞だ」とも捉えられるわけで、なんかグッときますよね〜。
(グッときますよね?)
生命は、ロマンだ〜
……話をもどします。
クレニオセイクラルワークでクライアントさんのお身体に触れると、呼吸のような、波のようなモーションが感じられます。

この波の速さ、深さ、微細さには種類がありますが、要するにこの波のモーションが身体全体に広がり、すべての細胞がさざめいて拍動している状態が「健やかさ」といえます。
この健やかさを阻むのが、「捻れ」です。
そもそも、身体ってどうして捻れるんでしょう?
大まかに分けると、①打撲・骨折・姿勢などの外的なことと、②衝撃的な出来事やショックによる精神的なことがあげられます。
そしてそれらは緊張や硬直により、神経のリズムやパターンを変化させてしまうため、体内の膜が固着や癒着を引き起こし、「捻れ」として表現されるようになります。
前述したように、脳の中にある膜は、硬膜菅を通じ仙骨・尾骨までつながっています。

ですがこの膜が付着しているのは第2・第3頸椎と仙骨第2節の一部&尾骨で、あとはフリーというか、固定されてない状態のホースみたいなもの。
だからね、捻れてると具合が悪いんですよ…(小声)。
ほら、ホースの水の出が悪い時って、ホースじたいが絡まってたり、捻れてたりするじゃないですか。
脳脊髄液の流れもそれと一緒なんです。
ホースの捻れを解く=硬膜菅の捻れを解くこと、と考えたらわかりやすいかもしれません。
クレニオセイクラルワークの特徴の一つに、「よく眠れるようになる/なっていく」ということがあります。
これは、クレニオセイクラルワークと神経的な働きの関係によるものです。
クレニオセイクラルワークの特徴として、次のようなものがあります。
- よく眠れる/眠れるようになっていく
- 緊張が緩む
- ”何も考えない時間” がやってくる
- 安心する
- 気持ちが楽になる/落ち着く
実際のところ、クレニオセイクラルワークのセッションでこのような体感を保つことは少なくありません。
クレニオセイクラルワークを行うとき、施術者は5gタッチと称されるほど軽くふんわりとしたタッチでクライアントさんのお身体に触れます。
そうすることで、受け手側の身体のシステムが安心し、休息モードに入ります。
このような神経系の落ち着きは、第一次呼吸により神経の電気信号に化学反応が起こってるからなんですが、わかりやすく私自身のイメージをお伝えすると
シャットダウンしたPCが再起動するときの感じ
(絶対復活するとわかってる)
です。
とっても大切なのは施術者が(絶対復活するとわかってる)こと。
加えて「施術者の意図で受け手の何かを変化させようとしない」ことなんです。
このあたりを語ると、山ほどがちりつもで山脈になるので、また別の機会に記事にしたいな〜、なんて思います。
身体への絶対的な信頼を、気負わずにもてることが施術者に求められることなのかもしれませんね。
う〜ん。ヨガとかダンスとか瞑想をすると良いのかもしれない。^^

クレニオセイクラルワークがおすすめなのはこんな人です。
- 寝てても座ってても頭が動いてる
- 緊張しい(緊張するタイプ)
- 不眠 / 眠りが浅い
- 慢性の頭痛 / 天気痛
- いつも寂しい、孤独を感じる
- 呼吸してる感覚がない
- 休むに休めない状況にいる
- 顔の歪みが気になる

クレニオセイクラルワークを見合わせた方がいいのは、こんな時です。
- 出血がある(月経を除く)
- 手術直後
- 酷い高血圧
- 脳梗塞・脳腫瘍など、頭蓋内圧の変動が影響する症状がある
- 高熱
- 過去に頭部への打撲・外傷を受けたことがある

クレニオセイクラルワークを受けたい時は、こちらのコースかこちらのコースをお申し込みの上、「クレニオ多めで」とおっしゃってくださればオッケーです。
2つのコースの何が違うのかと言えば、ズバリ「深さ」です。
当サロンの特徴としては、時と場合に応じてCBDオイルや精油を使うこと。
気持ちいいですよ。^^
CBDオイルについてはこちらをご覧ください。
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取り戻そう、本来の私の健やかさ