こんにちは、新井みつこです。
「夏痩せどころか、食欲がまったく落ちません(汗」
こんなお声を聞いたので、今日は食欲についてのトリビアをご紹介したいと思います。
食欲には、実は種類があるってご存知でしたか?
一つめは、代謝性食欲と呼ばれる食行動の代謝性調節によるもの。
人間は食べることでエネルギーを作りだし、生命活動を維持しています。
なので食事を摂らない時間が長く続いた時に、まず血中には遊離脂肪酸が増えてエネルギー不足を補い、突然活動を停止しないように予防線が張られます。
同時に、エネルギー(糖質)の不足を感知した脳は、「食べて~」と指令を出し、「お腹が空いた」と認識させてくれます。
これが代謝性食欲。
二つめは、認知性食欲と呼ばれる認知性調節によるもの。
「そろそろお昼だ」とか「いい匂いがする、、、これはカツ丼」とか。
外界からの刺激によって食欲を感じることってありますよね。
このように無意識的に認知していたり、自分の思考やこれまでの経験、過去の記憶に関係して「お腹が空いた」と感じる状態が認知性食欲と呼ばれるものです。
無限に空腹を感じるのは、そして食欲が抑えられないのは、この認知性食欲のコントロールが難しくなっている時と言えるでしょう。
私の経験でお話しすると、、、
過食や食欲が止まらないとお悩みの方のうち、だいたい8割ぐらいは認知性食欲のコントロールがうまくいってない場合が多いです。
そうなる理由はありますし、対処法のようなものもいくつかあるので、次回はそれについて書きますね。