こんにちは、新井みつこです。
週末は神戸にて、ポラリティセラピーのクラスに参加してました。
講師は “師匠の師匠” のGary先生。

4月末からスタートした日本ツアーの最終講義となる内容は、クレニオエバリュエーションーークレニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)の臨床と評価ーーでした。
いかにも難しげですよね。
なぜなら、このクラスはポラリティの上位資格者向け(RPP)のクラスだからです。
私にとっては約一年ぶりの、Gary先生クラス。
しかも先生の、数十年に及ぶ臨床に基づいた知識と経験を直接学べる貴重な機会なわけです。
もちろんとても難しく……は、ありませんでした。
驚きでしょう?
脳の構造の複雑さや、神経システムを詳細に、なんてことは、今回はカケラも無くて。
むしろ非常にシンプルで、情報として真新しいことは、少なかったかもしれません。
でもね。
だからこそ、私にとってはとても深く感じられたんです。
「シンプルに説明出来なければ、それは真理ではない」
そのような事を、以前どこかで聞きました(これ、どなたがおっしゃってたかがどうしても思い出せない。すんません)。
Gary先生の今回の教えはまさに! で、「ああそうか、そこなんだ」と納得しつつ、
RPPレベル=難しい
そんな前提が自分の中にあることに気づき、苦笑しかないです。
前提は時にバイアスになるので、このあたりは気をつけたいところ。
さて、私が行っているポラリティセラピーは、壮大なコンセプトがベースにある、ホリスティック療法です。
膨大な量、多岐にわたる分野を習得するためには、最低でも205時間、上位資格のRPPを取得するには434時間、ティーチャーなるにはさらに数百時間の学びが必要になります。
簡単に言うと、重要事項がしこたまある。
私は現在ティーチャートレーニング中で、日々学びの只中にいるわけですが、今回のクラスの内容と照らし合わせて、クリアになったことがあります。
「セッションにおいて、プラクティショナーはクライアントがどのようなプロセスの中にいるのかを、常に正確に把握せねばならない」
これね、本当に大切で、そして微妙なところなんですよ。
と言うのは、どのような手技でもメソッドでも、それがお人を相手にしたものである限り、一方通行だったり、独りよがりだったりになる危険性を孕んでいるからです。
ややもすれば自分勝手なセッションになることも、けして無きにしも非ずで。
セッション中のクライアントさんは、自分を預けているような、とても無防備な状態になってらっしゃいますので、無意識で傷つけたり、侵入したりする可能性があるわけです。
なので、その辺りのことは、手を変え品を変え、本当にたくさん学びます。
何よりも、クライアント、プラクティショナー双方にとって(ここ大事)安全であること。
これはポラリティセラピー に限らず、どのようなエネルギーワークやボディワークにおいても、とても大切なことだと言えます。
実際のセッションでは、思考・感情・肉体それぞれのレイヤーで、プロセスが発生します。
それらは細やかだったり、時にダイナミックだったりしますが、一つ一つが癒しであり、リソースになります。
プラクティショナーが、クライアントと響き合い、了解のもと共にセッションを進めていく。
そのための方法、そして理論を学んだ二日間になりました。
あらためてクレニオの、そしてポラリティの本質がクッキリした輪郭をもったように感じています。
私にとっては、とても大きな実りとなりました。
Gary先生、きょうこさん、ご一緒した皆さん、ありがとうございました。
学んだことは、セッションに反映させていきますね。
コメント